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ポップコーンで腸内環境が改善される?!

ポップコーンは食物繊維が豊富って知ってた?

食物繊維とは、人の消化酵素で消化することのできない物質で、
便秘改善や整腸作用など、身体の中で有用な働きをすることが注目されています。
食物繊維は大きく分けると、水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維があります。


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ポップコーンは、他のお菓子と比べても食物繊維が多く、 特に不溶性食物繊維が多いお菓子です。

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ポップコーンを食べると便通や腸内環境が良くなるのか?検証してみました。
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食物繊維が豊富と言われるポップコーンを食べると 便通や腸内環境にどのくらいの効果が得られるのか実際に検証してみました。
検証方法としましては、 実際に便秘気味(排便回数6~10回/2週間)の方に、味付けなしポップコーンを 4週間食べ続けてもらい、便の検査と便通に関するアンケートに答えていただきました。



便通のアンケート調査結果


4週間ポップコーンを摂取した結果、ポップコーンを摂取する前と後では、便通に変化がみられました。


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食べる前後2週間(食べた後のデータは食べ始めて3~4週間の結果)の平均値を比較したデータでは、
ポップコーンを1日18.6g摂取した人は2週間における便の回数が2.3回増え、
ポップコーンを1日37.1g摂取した人は2週間における便の回数が3.6回増える結果になりました。



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また、硬い便だった方も柔らかい便に改善され、 便の出やすさも「やや出やすい」状態から、「出やすい」へと変化し、 いずれのグループでもポップコーンを継続的に食べることで便通が改善した結果となりました。



糞便検査の結果

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腸の中には、お腹の調子を整え、免疫を活性させる善玉菌と慢性歯周病などの原因とされる悪玉菌、 どちらでもない日和見菌があります。
今回の糞便の検査の結果、ポップコーンを1日37.1g摂取した人は、 ビフィドバクテリウム ビフィダム(善玉菌)の占有率の平均値が0.103増加し、 パルビモナス ミクラ (悪玉菌)の占有率の平均値が0.003減少していることがわかりました。
つまり、ポップコーンを摂取することで、善玉菌が増え、悪玉菌を減らすことができ、腸内環境を改善することができるということです。




今回はポップコーンによる腸内環境と便通改善への効果について検証しました。
手軽に美味しく腸活することができるポップコーンを、是非皆さんも毎日の食生活に取り入れてみてください♪



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≪参考文献一覧≫
竹澤夏菜,山本剛優,伊藤政喜,山﨑義光."ポップコーンの摂取が健常者の便通および腸内環境に与える影響ーランダム化並行群間比較試験ー"
薬理と治療 2025;53(1):37-60