2024.09.06
トピックス

9月9日はポップコーンの日!(後編)
日本における「ポップコーン」と「マイクポップコーン」の誕生

(前編)9月9日はポップコーンの日!
アメリカにおけるお菓子としての「ポップコーン」

日本における「ポップコーン」のはじまりとは? 

日本国内におけるポップコーンといえば「マイクポップコーン」
皆さまは、マイクポップコーン有限会社という小さな会社が存在していた事をご存知ですか?

設立当時の日本は戦後十余年...
戦争による政治経済の破たんからようやく立ち直りつつあり、これから高度経済成長を迎え世界の経済大国へと向かっていた時代。1957年に開かれた第2回国際見本市でアメリカ農業館にポップコーンの機械と原料が提示されたことによりポップコーンの作り方が日本に紹介されたと言われています。同年、アメリカの機械と原料・製造ノウハウを導入し、日本初のポップコーン企業として「マイクポップコーン有限会社」を設立。日本初となる袋入りポップコーンは、企業名と同じ「マイクポップコーン」ブランドとして製造販売を開始しました。

最初は遊園地や東京タワーなどたくさんの人が集まるアミューズメント施設でのワゴン販売や売店販売を行っていた為、ポップコーンは「お出かけをした時に食べるもの」だったようです。
                                   
これが今、皆さんがよく見かけるであろうブルーのシマシマ「マイクポップコーン」誕生のおはなしです。


ブルーのシマシマが採用されたのは、1993年のこと。当時のデザイナーは「青と白のストライプは野球のスタジアムで飲食する際にぴったりのデザイン」と語っています。さらに、1995年には現在の「マイクポップコーン」のロゴの原型が誕生。このロゴは、野球のチームロゴやユニフォームからインスピレーションを得て制作されました。
昭和から平成に変わり激動の1990年代の始まり、ブルーのシマシマ「マイクポップコーン」がスタートを切ったのです。

2007年、マイクポップコーンはポップコーンに食物繊維が含まれていることにも着目しパッケージに「食物繊維マーク」をつけます。(※社内に残っているカタログ資料より)
2018年、レタス約2個分※(マイクポップコーン バターしょうゆ味50gの場合)のデザインにリニューアルし、ポップコーンをより美味しくお楽しみいただく事を目指して機能価値の研究と情報提供を本格的にスタート!マイクポップコーンと食物繊維の繋がりには15年以上の歴史があるんです。

※レタス可食部215g =1個として計算しています。(レタスの結球葉100g中の食物繊維は1.1g)「日本食品標準成分表2020」より算出

でも、そもそもなんで「ポップコーンは食物繊維豊富」なのか?
その答えは...ポップコーンは、とうもろこし(爆裂種)の外皮もすべて使う 「全粒穀物」だからです。

とうもろこし(爆裂種)の外皮に食物繊維が豊富に含まれており、原料(素材)自体が持っている良いところを活かしてお菓子(ポップコーン)という姿に変えているだけなのです。

原料となる爆裂種は皮が固いうえに更に乾燥させて皮を固くしているので皮の中に残っている水分はわずか。
ポップコーン工場では「熱風」を利用して、とうもろこし(爆裂種)を加熱します。すると、とうもろこしの中のでんぷん質の水分が水蒸気となり膨らもうとします。圧力が高まり限界に達すると、でんぷん質が固い皮を破り弾けることでポップコーンは完成。弾けさせる段階で油を使用していないので、マイクポップコーンはノンフライ。ポップコーン工場ならではの特徴です。

お出かけした時に楽しむ特別なお菓子だった「ポップコーン」は、昭和、平成の時代を経て
お家でも手軽に美味しく楽しめるお菓子として発展を遂げています。

現在販売中のポップコーンは、マイクポップコーン ブランドページをチェック!




ポップコーンの香りや美味しさ、弾けるような楽しくワクワクする瞬間と体験。
9月9日はポップコーンの日!ひとつ上のワクワクをお楽しみ頂けるきっかけになればと思います。

ジャパンフリトレーのロゴには、2010年頃、社員が各々の想いを語り合いみんなで創った「Pop Your Time.」というメッセージが添えられており「Pop Your Time. あなたに、ひとつ上のワクワクを。」という想いをコーポレートステートメントとしスナック菓子の製造販売に取り組んでいます。