トウモロコシからできているポップコーン。でも、トウモロコシにはポップコーンになる品種とならない品種があることを知っていますか? ポップコーンに使われるトウモロコシの種類は「爆裂種(ばくれつしゅ)」といいます。では、そうではない食用の乾燥コーンを使うと、ポップコーンになるのでしょうか!? 実際に調理してみました!
左が食用の乾燥コーン。トウモロコシ収穫量日本一を誇る北海道で採れた「スイートコーン」を乾燥させたものです。「スイートコーン」とは、日本で最もポピュラーなトウモロコシの品種で、家庭でゆでて食べるトウモロコシや、コーンポタージュの原料として親しまれています。
右は爆裂種。皮が固いうえに、さらに乾燥させて皮を固くしているので、皮のなかに残っている水分はわずか。これがなぜ爆発するのかというと、熱を加えたあと、熱と水蒸気の圧力によってでんぷん質が膨らみ、弾けて、ポップコーンになるというわけです。
まずは、それぞれを鍋に入れて上から適量のオイルを回しかけます。このときはオリーブオイルを使用しましたが、サラダオイルでも可。
中火で蓋をして少し待つと、ポンッポンッと威勢のいい音が聞こえてきました。そして3分経って蓋を取ると......。
見事にできています! ふんわり弾けて、香ばしい、いい香り!
一方の食用乾燥コーンは、同じ方法で調理したところ......、ヒャーーーッ! 煙がモクモクいっぱいで、焦げちゃいました! しかも、まったく膨らんでいません。
これは、よい子の皆さんは真似をしないように。トウモロコシなら何でもポップコーンができるわけではないのです。